毎日車を使う方、週末にしか使わない方、車を使う頻度はさまざまですがどちらも車を綺麗に保ちたい気持ちは同じではないでしょうか。カーコーティングはボディに薄い被膜を形成し、車を汚れや傷などから守る施工です。お手入れの手間を省く有効な方法ですが、コーティングの効果を持続させるにはコツが必要です。今回はコーティング車の洗車の手順や、効果を長持ちさせるために気を付けたいことをご紹介します。
1.コーティングした車にも洗車は必要?
コーティングを施工した車にも洗車は必要です。自動車コーティングにはさまざまな種類がありますが、その主な役割は美観を保つことと、汚れを付きにくくすることの2つです。まったく汚れが付かなくなるわけではありませんので定期的な洗車を行うようにしましょう。
車の走行中に付着する汚れにはさまざまなものがあります。
・泥
・ホコリ
・鳥の糞
・虫の死骸
・ピッチ・タール
これらがボディに付着し、放っておくとコーティングの被膜を劣化させてしまいます。とくに注意したいのは鳥の糞や虫の死骸です。これらはコーティングの被膜だけでなく、ボディの塗装そのものを侵食する恐れがあるので付着した場合は早急に除去するようにしましょう。
2.コーティング車と洗車機
コーティング車を洗車機に入れるのは控えたほうがよいでしょう。洗車機のブラシは高速で回転しているためコーティングの被膜を傷つけやすく、被膜が剥がれる原因になります。なるべく手洗いで優しく洗うようにしましょう。どうしても時間がとれない方はプロに任せるのもよいでしょう。
3.コーティング車の洗車にベストな天候、時間帯
コーティング車の洗車にベストな天候は、気温が高過ぎず風がない日、または弱い日です。
3-1.気温が高すぎない日
気温が高すぎると、洗車に使用した水道水やカーシャンプーが拭き取る前に早く蒸発してしまい、水滴の跡がボディに残ってしまいます。
3-2.風が無い、または弱い日
風がない、または風が弱い日がベストな理由は、風が細かい砂やホコリを運んできてしまうためです。砂やホコリがボディに付着したまま拭き取りをしてしまうとボディを傷つけてしまいます。以上の理由から気温が上がり過ぎない早朝や夕方の、風がない、または弱い日に洗車をするのがおすすめです。
4.コーティング車の洗車に必要な道具
自宅で洗車をする場合に必要な道具を紹介します。
・水道ホース
・ボディ用スポンジ
・ホイール用スポンジまたはブラシ
・カーシャンプー
・バケツ
・拭き取りタオル
4-1.水道ホース
ホースにシャワーヘッドを付けると水の出を手元で切り替えられるため便利です。
4-2.ボディ用とホイール用でスポンジを分ける理由
ホイールなどの足回りは砂やブレーキのダストが付きやすいため、同じスポンジをボディに使ってしまうとボディを傷つける可能性が高くなります。それぞれ違うものを用意しましょう。
4-3.カーシャンプー
カーシャンプーにはさまざまな種類がありますが、一般的な中性タイプが扱いやすくおすすめです。
4-4.バケツ
バケツはカーシャンプーを水で泡立てるために使います。
4-5.拭き取りタオル
拭き取りタオルはできればきめの細かいものを選びましょう。黒や紺などボディ色の濃い車は細かな傷でも目立ってしまうため、拭き取る際に細かな傷をつける心配がないきめの細かいタオルが安心です。
5.コーティング車の洗車手順
ここからは、コーティングした車を洗う際の手順についてご説明いたします。
5-1.ホイールを洗う
まずは一番汚れの付きやすいホイールから洗います。ホイールには頑固な汚れが付いていることが多いため、スポンジで落ちなければブラシを使います。タイヤ側面の汚れが気になる場合は一緒に落としましょう。この際、まだボディには水をかけないようにしましょう。先にボディに水をかけてしまうと、水滴が乾いてシミや水垢の原因になってしまいます。
5-2.屋根からボディ全体に水をかける
上から下へホコリや汚れを洗い流すように、屋根からボディ全体に水をかけます。ホースを肩に担ぐようにするとボディ側面とホースの接触を防げます。この際、バケツにカーシャンプーを入れ水で泡立てておくと後の工程がスムーズになります。
5-3.スポンジで汚れを落としながら洗う
スポンジにバケツで作ったカーシャンプーの泡を含ませ、屋根→ガラス→ボンネット・トランク→ボディと上から下へ汚れを落としながら洗っていきます。全体をスポンジで洗い終えたら上から下へ水をかけ、泡を洗い流します。
5-4.水滴を拭き取る
洗い流したらタオルなどで水滴を拭き取ります。ボディ全体が乾かないうちに素早く拭き取ると水滴の跡ができず、綺麗な仕上がりになります。ドアやトランクの内側の水滴も残さず拭き取るようにしましょう。
6.まとめ
今回はコーティング車の洗車に関するご紹介をしました。コーティングを施工することで汚れを付きにくくすることはできますが、洗車をしなくてもよいわけではありません。定期的な洗車は車を綺麗な見た目にするだけでなく、車の外観をチェックすることにもなり、タイヤの空気圧低下などを見つけるきっかけになります。
春先などは冬のうちに溜まった汚れや水垢を落とすよいタイミングです。綺麗な車で気持ちのいいカーライフを送りましょう。
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